ストレス・うつ症状でお悩みの方
うつ病は、精神医学的には気分障害の一種とされており、原因としては器質的疾患が由来のものや、人間関係・社会環境によるストレスがあります。また、生理学的には脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンやセロトニンの働きが低下することによって生じるとされています。
一般的には複数の要因が関係しておこり、はっきりとした要因が判らない場合も多いです。
こうした「うつ病」に対して、鍼灸治療はかなりの効果が期待できます。
うつ病の基本的な症状は?
強いストレスにさらされたり鬱の状態になると、身体には様々な症状があらわれます。
- 物事に興味がわかない
- なにごとにも喜びを感じない
- 過食・拒食といった食欲障害
- 睡眠障害
- 制止・焦燥など精神運動障害
- 疲れやすい
- 気力の減退
- 強い罪責感
- 集中力や思考力の低下
- 自殺願望
中国医学には、コントロールできなくなった感情を七つに分類する「七情」という考え方があります。
怒・喜・憂・悲・思・恐・驚の七つを指し、うつ病が何に由来しているのかをハッキリとさせたうえでダイレクトに治療をすることです。うつ病は、しつこくはありますが、難しいものではありません。
ストレスによる精神疲労・うつ病に対する鍼灸治療
うつ病や心身症に対して鍼での治療を施すというのは、意外に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
鍼灸治療は自律神経や免疫系、内分泌系等に作用します。筋緊張の緩和、血液・リンパの循環を改善し、体をリラックスさせることで、生体の恒常性に働きかけるのではないかといわれています。人間に本来備わっている自然治癒力や自己免疫力を高めることで、うつ病や精神疲労の解決に効果をもたらします。