30代男性
背骨には頸椎、胸椎、腰椎がある。胸椎はそこから肋骨が12本出ていて
首の下から腰の上のところまでで12個ある。その中間のところ
の部分が動くと痛む。病院では捻挫とのこと。安静が必要とのこと。
患者さんは飲食関係で立って下を向いているため胸椎の真ん中はちょうど
背骨で一番負荷が掛かるところ。
こんな場合はどこまで治るかはやってみないと解らない。
私はできるだけ一度の治療で満足してもらいたいと考えている。
でもそれも症状次第。少しずつ治療した方がいい場合もある。
職人さん方はそんなことは許してくれない。猶予は1,2回までの
治療だ。そんなことを思いながら治療開始。
こんな症状は、体全体が疲れて最後に背骨に痛みがでるもの。
患者さんに自覚症状がなくとも、黙々と関係がなさそうな手足に針を打つ。
納得がいかなそうな顔つきがよくわかる。
しかし、徐々に背骨の痛みが治ってくると顔つきも柔和になり言葉遣いも丁寧になっ
てくる。患者さんの表情も正直である。
なんとか治った。
当然治療後は笑顔になった。
でも治療後に痛みが出てくることもあり治療後の注意も必要です。