40代男性
腰と肩甲骨が10代から痛む。
仕事で歩いていると腰が痛むとのことで腰の治療を優先した。
2回目の治療時、30年越しの腰痛はすっかり良くなったが
肩甲骨の痛みが強くなったとのこと。患者さんは腰の痛みが
肩甲骨に移ったイメージとのこと。
西洋医学的には考えずらいが東洋医学では不思議でもない。
腰にあった邪気が体から抜けないで肩甲骨に移動したからである。
体には健康なら肉体に対し正気が存在している。不具合のある肉体には邪気が存在し
ている。不具合の肉体を治療すると邪気はそこから逃げ出し体の外にでてしまう。
でも他に不具合の場所があると邪気はそこに移る。
今回はそのケース。慢性症状の人は中々邪気が抜けないでいつも
どこかが痛んだりする。体全体のレベルが上がれば邪気は抜けやすい。
専門的に言えば針は邪気を抜くものともいえる。
邪気などと言うとうさん臭く思われるのでマイナスのエネルギーとでも
理解すれば良いと思います。
とにかく、治療によって痛みが移ることはあります。治療で最小限に
しなければならないのですが。
治療家としてはこうした現象も理解しておく必要があります。
そのあと治療は肩甲骨を行うと痛みが腕の方に移動していき、数回の治療で数十年越
しの痛みが治りました。
体調の悪いひと、慢性症状の人などは痛みが移動することがあります。
腰と肩甲骨が治りました。